禁止ばかりの生活にもほのかな望みが
5月1日といえばビージーズのその名もずばり、First of Mayを思い出すが、フィンランドおよびヨーロッパではヴァップ(Vappu=これはフィンランド語)である。古代ローマに起源を持つ春のお祭り。First of Mayが邦題の「若葉のころ」でないように、ヴァップもメーデーではない。
ま、それはともかく、ヴァップはフィンランドでの屋外イベントとしては年間を通じて最大のもの。当日にヘルシンキに出かけると、全市民が集まったのではないかと思えるほどの盛況。本格的な春の到来を全身で喜べる祭日なのだ。
が、当然ながら今年は中止。本記事執筆中のフィンランド時間は4月30日午後9時。日没まで間があるので、まだ明るい。30日は前夜祭なので、例年なら各地がごった返しているだろう。
1時間ほど前のニュースでヘルシンキの模様を流していた。今日ぐらいはいいじゃ~ん、といった感じで、街に繰り出している人もそこそこにいる。その間を騎馬警官がパトロール。まあ、ほのぼの、といった感じかな。
5月中旬に予定していたヘルシンキマラソンは10月3日に延期。コロナ禍は6月にピークを迎え、その後収束へ、という予測というか希望が実現すればいいが。これが叶えば東京オリンピックも?
バツ印の写真に引き続き、街中で見かけたものを紹介。
「手をつないで歩かないように」と注意喚起してるのかと、一瞬本気で考えてしまった。
常識のある人なら「ここで歩道終了」という意味をただちに理解するだろうが、この時期だし、なにより標識の設置場所が悪いから戸惑った。歩道(車両進入禁止)エリアはこの標識の前後にずっと続いているのだから。
日照時間がぐんぐん伸びて、日中はだいぶ暖かくなってきました。学校も2週間後には再開するようで、このままいい展開になることを切に望みます。