フィンランド:コロナ禍

フィンランドでのコロナの状況を報告

いまどきスウェーデンに行くのか?

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ヘルシンキどまんなか。エスプラナーで公園の入り口を俯瞰

いまさら言うまでもなく、現時点でもコロナ禍は拡大の一途。新しい感染者の増加数は減少気味だが、総数は増え続けている。上掲写真は本日午後一時のヘルシンキ。エスプラナーで公園を臨む都心のどまんなかが寂莫たるもの。この様子はウェブカメラでリアルタイムに見ることができる。下記URLをたどると国内5か所の様子が見れるが、どこも閑散としたもの。外出自粛が守られているようだ。
https://balticlivecam.com/cameras/finland/helsinki/helsinki-view-klaus-k-hotel/

 ヘルシンキにある5つの港を映すサイトもあるので、ちょっと見てみたらびっくり。フェリーが運航しているのですね。ダイヤモンドプリンセス以降、フェリーはアブナイということで軒並み運航は中止になったと思っていたが、そうではなかった。ヘルシンキ⇔ストックホルム便は通常どおり。ライブカメラにはタリンクシリヤとヴィーキングラインの客船が南港に停泊している姿が映っている。
ストックホルム=スウェーデンといえば・・・・。これまで独自路線、すなわち何もしない政策を進め、なおかつ感染者を抑えていると報道されてきたが、一昨日のデータではいきなり世界ワースト10入り。感染者数13216人、死者1400人を数えた。単純に人口比で考えると、日本なら約2万人の死亡者に相当するわけだ。そんなところにデイリーで運航するとは。スウェーデンの現状については再度調べてみようと思う。
https://www.portofhelsinki.fi/en/port-helsinki/web-cameras/south-harbour

 ではヘルシンキ⇔タリンのフェリーはどうか、とタリンク・シリヤの予約ページをのぞいてみた。こちらも動いている。そのタイムテーブルを掲載しよう。

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いつ帰れるかは分からない

 確かに運航しているのだが、片道切符だ。往復チケットを予約しようとしても帰路は選べない。つまり、帰ってこれないのである。フィンランドには多くのエストニア人が生活しているから、本国に戻りたい人々の需要はあるのかもしれないが、いつ帰れるかも分からなくても帰省するのだろうか。

なお、タリンクシリヤも営業不振を挽回すべく、免税品のネット販売を推進。その案内メールがよく届くようになった。旅行もしないで買い物が免税対象になるのか? よく見てないが、チョコやぬいぐるみなんか買ってもしょうがないだろう。酒・たばこ・高級化粧品は当然ながら販売されない。

本日の感染者数3783人、死者94人