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5月14日に学校が再開されたのをはじめ、6月1日からはコロナ対策の規制がさらに緩和された。
以下、分かりやすいものをあげると、集会の人数制限は10人から50人へ、運動競技会の開催、シェンゲン国内での移動解禁(業務上もしくは必要不可欠な場合のみ)、国内移動の自由化など。
国立福祉研究所の発表によると、昨日今日の新規感染者および死亡者とも2名。
夏が近づき、日差しが強くなったので「紫外線でコロナを消毒」というイメージも手伝い、「コロナ禍も収束か?」とも思えてくる。
しかしそれは今までの自粛生活のたまものだろう。素人考えだが、ここで気を許せば元の木阿弥では? と懸念する。こうした思いは私だけのものではなく、夕刊紙のイルタサノマット(Ilta Sanomat)によると調査対象の42%が(規制緩和で)コロナが拡大するという不安を持っているとのこと。
同紙はさらに専門家の意見を紹介。「コロナ第二波は必ずしも来ない」とのこと。つまり、来るかもしれないということだからゆめゆめ安心はできないのだ。
そんな折、大学が夏休みに突入。晴天に恵まれた先週末はヘルシンキの中心部に700人の若者が集まった。依然として50人以上の集会は依然として禁止されているが、これは「自然発生」だから排除できなかったのだろう。
「対コロナのルールを忘れた若者たち」という見出しでニュース報道されていた。こんなことが続けばせっかくの努力が、今までの苦労が・・・と腹立たしい。
6月2日時点の総感染者6885人、死亡318人。