フィンランド:コロナ禍

フィンランドでのコロナの状況を報告

マスク事情

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街中でのマスク着用が一般的に

フィンランドでもマスクの着用が一般的になってきました。何をいまさら、と言うかもしれませんが、コロナ禍以前、いやコロナが騒がれ始めたころでも「マスクをする」というのは”異常な行為”とこの国では思われていたのです。重症患者が病院を抜け出してきた、みたいに異様な目を向けられたものです。

感染の第一次ピークは4月上旬ですが、そのときも「マスクに予防効果はない。むしろ弊害のほうが多い」とSanna Marin首相(美人)は公言していたものです。

 

中国から輸入したマスクが衛生基準に達しておらず、200万枚を返却したというのもこの頃です。したがって市場に出回るマスクは少なく、6月くらいまでは使い捨てマスク一枚が200円くらいしてたんじゃないかな。

その後はしだいにマスク着用者も増えてきて、10月中旬の新聞には「通勤時間帯の着用率は66%、その他の時間は半分くらいになる」なんて記事が出てました。しかしこれはカウンター(数取機)で計測したわけではなく、検札係員の目測なのであてにならない。66%なんて細かい数字を出されると、むしろ信ぴょう性に欠ける。

とはいえフィンランドでもマスクは確実に定着してきており、たとえば中高の生徒は授業中の着用が強制される。しかも1時間半(授業単位)ごとに交換しているのが習わしになった。公共交通機関や各種店舗内での着用率が6~7割というのは私の実感にも近い。昨今ではマスクをしていない人に対して顰蹙の目を向ける傾向になったともいえる。

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ヘルシンキ中央駅のシンボル、ランタンを持つ男もマスク着用

こうした中、マスクの値段も下がっており、現在の相場は一枚50円くらいかな。ネットで中国から取り寄せると20円弱のものもあるけど、着けてりゃいいってものじゃないしなあ。
なお、前述のマリン首相(美人)のスキャンダラスな写真が女性ファッション誌に掲載され、この週末はネットを大いに沸かせました。ネットの配信ニュースは削除の動きですが、スクリーンショットを持ってるのでここに載せちゃおうかなあ、とも思ったけど自粛。まだ探せば出てくるかも。
マスクと合わせたパロディ、揶揄写真もみつかるはず。